第2回:着物の種類を知ろう 〜フォーマルとカジュアルの違い〜
「着物にはどんな種類があるの?」と聞かれることが多いですが、着物はフォーマル(礼装)とカジュアルに大きく分けられます。
フォーマルな場面では格式を重んじた着物を、普段のおしゃれには気軽に楽しめるカジュアルな着物を選ぶことが大切です。今回は、着物の種類と特徴について詳しく解説していきます。
💡 今回のポイント
✔ フォーマルとカジュアルの違い
✔ 代表的な着物の種類と特徴
✔ 季節による着物の選び方
✔ フォーマルとカジュアルの違い
✔ 代表的な着物の種類と特徴
✔ 季節による着物の選び方
フォーマル着物(礼装)とは?
フォーマル着物とは、結婚式や成人式などの正式な場面で着る着物のことです。格式が高く、TPOに合わせた種類を選ぶ必要があります。
| 着物の種類 | 特徴 | 主な着用シーン |
|---|---|---|
| 振袖(ふりそで) | 未婚女性の第一礼装。袖が長く華やか。 | 成人式・結婚式のゲスト |
| 黒留袖(くろとめそで) | 既婚女性の第一礼装。裾に家紋が入り、格式が高い。 | 親族の結婚式 |
| 訪問着(ほうもんぎ) | フォーマルな場面でも着られる準礼装。柄が肩から裾までつながっている。 | 結婚式のゲスト・パーティー |
| 色無地(いろむじ) | 無地の着物で、紋を入れると礼装として使える。 | お茶会・略礼装の場面 |
カジュアル着物とは?
カジュアル着物は、普段のお出かけやおしゃれを楽しむための着物です。フォーマルな場面では着られませんが、デザインの自由度が高く、初心者でも気軽に着ることができます。
- 小紋(こもん): 全体に細かい模様が入った着物。普段着や食事会などに最適。
- 紬(つむぎ): 織りの着物で、素朴な風合いが特徴。街歩きや観光にぴったり。
- 浴衣(ゆかた): 夏に着るカジュアルな着物。花火大会やお祭りで人気。
季節に合わせた着物選び
着物は季節ごとに適した種類があります。季節に合った着物を選ぶことで、より快適に過ごすことができます。
- 袷(あわせ): 10月〜5月に着る裏地付きの着物。一般的に最も多い。
- 単衣(ひとえ): 6月・9月に着る裏地なしの軽い着物。
- 薄物(うすもの): 7月・8月に着る透け感のある夏用の着物。
まとめ
今回は、着物の種類について解説しました。
📌 今回のまとめ
✔ フォーマル着物(振袖・留袖・訪問着・色無地)は格式があり、TPOに合わせて選ぶ
✔ カジュアル着物(小紋・紬・浴衣)は自由に楽しめる着物で、街歩きや観光に最適
✔ 季節に合わせて「袷・単衣・薄物」を選ぶことが大切
✔ フォーマル着物(振袖・留袖・訪問着・色無地)は格式があり、TPOに合わせて選ぶ
✔ カジュアル着物(小紋・紬・浴衣)は自由に楽しめる着物で、街歩きや観光に最適
✔ 季節に合わせて「袷・単衣・薄物」を選ぶことが大切
次回は、「着物の格とは?フォーマルとカジュアルの違い」について解説していきます。
